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2023年4月2日

多可桧屋の想い|代表のビジョン

多可桧屋の想い|代表のビジョン

by 多可桧屋 // takahinokiya / 月曜日, 01 4月 2019 / Published in カテゴリーなし

 自然のサイクルは「山」が起点になっている

いま大阪湾の魚が減っているのをご存知でしょうか。都市開発が進んで森や田んぼが減少し、栄養が川などに流れ込まなくなったことが原因のひとつだと考えられています。

 

この大阪湾の状況をみてもわかるように、山・川・海の自然の循環は「山」が起点になっています。山に人の手が入り、整備が行き届くと土が肥え、川にミネラルなどの養分が流れ込みます。その川の水が海に注ぎ込まれることで、海の栄養が豊富になり、魚などの海産物が元気に育つようになるのです。

 

日本国内や海外で人気の明石の鯛やタコといった海産物も、元をたどれば多可町をはじめとした内陸部の山が育んでいるといっても過言ではないでしょう。

 

 良質の多可町産桧を育てること――。それは山を活性化して自然を守ることでもある

少子高齢化とともに人口の都市集中が進む日本では、山間部の人口が減って山の管理が難しくなってきています。ですが山が育たなければ自然サイクルのバランスが崩れ、海がやせていくことになります。

 

人びとは「川や海には魚がいて当たり前」と思いがちですが、それは果たして本当でしょうか? このまま山間部の人口が減り続け、山に人が入らなくなっていくと土がやせ、川や海に養分が行き渡らなくなり、魚などの生き物がもっと減ってしまう時代が来るかもしれません。

わたしは多可町に根づいた工務店の代表として、〝山を軸とした産業の好循環サイクル〟を回すための活動に力を入れてきました。その一環として「多可町産桧を使った家づくり」に取り組み、多可町産桧をブランド化し、地域の木材需要を掘り起こそうとしています。

 

多可町産桧の需要が増えると多可町の山に値打ちが出て、山の管理に携わる人が増えていきます。山が元気になると周辺産業が活気づき、伐採後の木材を活用するためにも地元にさらに多くの工務店や製材所が必要となるでしょう。

 

すると山間部に雇用が生まれ、多可町の活性化につながっていきます。そうやって町が元気になれば外から人が集まり、さらに産業を盛り上げられるはずです。

このように「山」を起点に産業を興し、地域を活性化する活動は、長い目で見れば山・川・海の自然の好循環サイクルを回すことにつながっていきます。多可町産桧を育て、その需要を生み出すことは、山を活性化して自然を守ることに他ならないからです。

 

そのためにも多可町産桧をブランド化し、日本はもとより世界で末永く愛される木材をめざしていきます。

 多可町の山を活性化する取り組みは、日本全体の山を元気にするモデルケースになる

多可町産桧のブランディングを通して地域の木材需要を掘り起こし、山を活性化して町を盛り上げる――山を中心に産業と自然の好循環サイクルを回す多可町の仕組みが確立すれば、日本中の山間部でもこのモデルを応用できるようになります。

 

そうすれば日本中の山が元気になり、日本中の川が栄養豊富になり、世界とつながる海を育てることにもつながるでしょう。

 

良質の多可町産桧を有効活用することは、多可町はもとより日本全国、さらには世界の自然を豊かにしていく第一歩になる。そう信じて、今後も多可町産桧を活用する取り組みに力を注いでまいります。

 

太田工務店株式会社 

代表取締役 太田亨

 

 

 

 

 

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